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歯科

栃木県足利市からも多くの患者様にご来院頂いています。

床矯正治療

床矯正治療・(矯正歯科)とは

 床矯正の床は「しょう」と読みます。床の意味は入れ歯を意味し、10本歯の入れ歯を1床10歯の入れ歯といいます。床矯正装置は入れ歯に類似した装置で矯正治療を行う装置です。そのために治療費用もリーズナブルです。

床矯正治療症例

 床矯正装置は床を利用して歯を側方、前方、後方に移動すること、舌などの口腔機能を抑制、改善することの二つの異なった矯正治療を行うことを目的としています。

床矯正装置

 床矯正治療では症状に合わせて使用する床装置の数が異なるので早期治療ならば装置の数は少なくてすみます。また、床矯正を取り入れている一般歯科医院の経営は一般歯科治療費でまかなわれており、矯正治療費のしめる経費率が低いため、患者さんの経済的負担が少ない矯正治療が可能になります。
 矯正は一般の辞書には、「欠点を治して、正しくすること」と記載されています。歯列不正を矯正することは、あご、歯列、機能の不調和から生じる欠点を正しくすることです。
 この不調和は大きく分けて四つあります。

  • 1.歯と歯列の位置の不調和
  • 2.歯の大きさとあごの大きさとの不調和
  • 3.上下のあごの不調和
  • 4.歯と機能の不調和

 患者さんや保護者の方が歯列不正に気づかれる理由の一つには、6歳前後に下あごの前歯が、7歳前後に上あごの前歯の永久歯が重なって生える矯正があります。国民の約20%にみられる歯列不正です。子どもの悪い歯並びは半分が叢生で、そのうち約70%は前歯にみられます。あごが小さいことは叢生になる原因の一つですから、咀嚼訓練により、あごを成長させるか、床装置で機械的に拡大すれば一つか二つの床装置で問題は解決します。東京歯科大学町田幸雄名誉教授(小児歯科学)は叢生が前歯にあれば、7~9歳ごろまでに矯正するのが効果的ですと述べています。放置をすれば犬歯の生えるスペースがなくなり、歯列不正の状態も複雑になり治療は複雑になります。
 床矯正の治療目的は萎縮したあごを正しい大きさに戻すことです。萎縮したあごをそのまま様子をみていても治療回避です。本来の、正しく歯が並ぶあごに育成すべきです。
 歯が大きいから抜歯をしますと言われた場合は、実際に大きな歯なのかを測定してください。上あごのまん中の前歯(中切歯)の横幅を測ってみて下さい。男子では8.6ミリ、女子では8.2ミリが日本人の平均値です。9.5ミリ以上あると巨大歯と呼ばれる大きな歯です。
 中切歯の大きさが平均値の叢生ならばあごが萎縮していることになります。
 子どもは成長をします。生まれてから6歳までは、幼児期から子どもへの成長期です。6歳から10歳までは、よい子どもになるための充実期です。10歳から女子では14歳、男子では17歳までがよい大人になるための成長期です。成人になると歯並びを変えることはできますが、顔の骨格まで治すことはできません。子どもの時期に歯列を整え、正しく歯を機能させてあごの骨を発育させることが大切です。
 上下のあごの不調和である反対咬合などは顔の骨格に関与する歯列不正です。6歳、遅くても10歳までに治療を終了すべきです。早期に治療を開始すれば比較的簡単に治癒します。成長が終了してからの治療開始では反対咬合特有の下あごの飛び出た顔貌は外科的にあごを切るなどの処置になります。
 矯正治療では、歯の重なりを解消するためのスペースを作るために抜歯をすることがあります。成長が終了していない子どもではバイオロジカルな治療をもって歯に見合ったあごに成長させるか、メカニカルな治療をもってあごを拡大すれば歯を並べることができます。 成人の場合は顎関節症などの誘因のために抜歯せざるをえないケースもあります。また、成人は成長が終了していますから、歯の重なりと抜歯をして得られるスペースが一致するならば、床矯正によりあごを拡大したりする治療期間と治療費用を考えて抜歯をすることもあります。
 抜歯をして得られるスペースよりも歯の重なりを解消するスペースのほうが小さい場合は、歯と歯の間にすき間ができて、このすき間を閉鎖するために口腔は狭くなります。
 床矯正治療では歯と歯の重なりを解消するだけです。あごを拡大するだけですから合理的な治療です。成長途上での抜歯はあごをさらに萎縮させ口腔のバランスを崩す危険性があります。あごの大きさは歯が並べばいいというものではありません。舌や口腔周囲の筋肉が正しく機能するためには歯が14本並ぶ口腔のスペースが必要です。

メリット・デメリット

 抜歯による矯正方法では歯の重なりを解消するために確実にスペースができますが、抜歯をして得られるスペースと歯の重なりを解消するスペースが必ずしも一致しないデメリットがあります。
床矯正治療は歯の重なりを解消するために必要なだけのスペースが得られるメリットがあります。
4歳~10歳から矯正治療を開始すればあごや顔貌の成長も促せるメリットがあります。あごの成長が完了する以前の抜歯矯正はあごや顔が萎縮したままで、成長は期待できません。
 床矯正装置は入れ歯と類似した装置ですから、患者さんの都合により就学時、就業時に任意に装置を取り外すことができます。反面、床矯正治療は患者さんの治療に対する認識と協力が必要です。
取り外せるために装置を紛失したり、装置を装着しないことにより、治療が進まないということがデメリットになります。1日に12時間以上の装置の装着は必要です。
 ワイヤー矯正は装置をつけたままなので、むし歯に侵されやすい口腔環境になりますが、床矯正装置は取り外して歯のブラッシングができますから、口腔環境を良好に保ちやすいメリットがあります。