ブラッシングをマスターしよう!
ブラッシングの目的は歯垢を取り除くこと
虫歯や歯槽膿漏、歯肉炎を引き起こす原因菌は歯垢(プラーク)にあります。
歯垢は細菌のかたまりです。この歯垢を毎日正しいブラッシングによって取り除いておかないと、健康な歯を維持することはできません。
虫歯が原因で頭痛、肩こり、内臓疾患などを引き起こしたりすることもあります。正しいブラッシングはとても大切です。
歯ブラシの選び方とポイント
- 大きさ
大きい歯ブラシでは口の中で動きがとれません。歯の奥までとどくような、小さめの歯ブラシを選びます。使う人の上の前歯2本分くらいがよいでしょう。 - 硬さ
普通の硬さで毛先に弾力性のあるものがおすすすめですが、歯肉炎などの症状のある方は、軟らかめのものを使用し、回復してきたら少しずつ普通の硬さのものにしてみましょう。 - 歯ブラシの取替え時期
歯ブラシを背の方から見て毛先が柄からはみ出してきたら、取り替えの時期です。目安としては、月に1本位です。
歯ブラシの選び方とポイント
1本1本ていねいに歯垢を取り除くことがブラッシングの目的です。鏡を持って目で確かめながらみがくとみがき残しが減ります。
- 力を入れすぎない。ゴシゴシではなくサラサラとみがく。
- みがく場所によってブラシの持ち方を工夫する。
- みがきにくい場所からみがく。みがく順序をきめる
ブラッシング補助器具
- 歯間ブラシ
細い針金の周囲にブラシをつけたようなものです。歯ブラシの毛先が入りにくい歯と歯の間、歯茎の近くをきれいにします。
すき間にいれて前後します。かなりの歯垢や食べカスがとれます。サイズはS.M.Lなどいろいろありますので自分にあったものを選び、入らないところには無理にいれないようにします。 - デンタルフロス(糸ようじ)
ナイロンの糸を歯の間にすべらせるようにいれて、歯垢や食べカスをしごき出します。すき間のせまいタイプの人につかえます。 - 電動歯ブラシ
ブラシ先端が左右に振動するものや、回転するものなどがあります。便利なものですが、力のコントロールが難しいようで、じょうずにつかいこなさないと歯肉を痛めたりすることがあります。 歯肉に炎症のあるときはひかえます。