口臭が気になる
細菌カウンタ(口腔内細菌測定器)
当院では患者様の虫歯治療に最善を尽くすために、最先端の医療機器を導入しております。
細菌カウンタ (口腔内細菌測定器)とは?
口腔内の細菌を測定
口腔内の虫歯菌の数や歯周病菌などの細菌の数を測定します。
細菌の数を測定することにより虫歯の可能性や、歯周病の可能性など、口腔内がどこまで汚れているかを知る事ができます。
7段階のレベル
口腔内の虫歯菌の数や歯周病菌などの細菌の数を測定します。
細菌の数によってレベルが7段階に分かれており、レベルに合わせて歯磨きの指導やクリーニングを行っています。
口腔内の細菌の数を減らすことによって、歯周病などの歯の病気を事前に防ぐことができます。
パナソニック製の最新細菌カウンタを使用
口腔内の細菌を測定
パナソニック製の細菌カウンタDU-AA01NP-Hを使用しております。
パナソニック独自方式による測定技術細菌検出技術「DEPIM」(※1) により従来にはない測定技術で簡易で迅速な測定が可能になりました。
当診療所では細菌カウンタを用いた診断で安全、確実、スピーディーな治療を受けていただけます。
(※1) DEPIMとはDEPIM(DiElectroPhoretic ImpedanceMeasurement)は誘電泳動で液体中の細菌を電極に捕集させ、インピーダンスの変化を計測して検体1mL中の細菌濃度(cfu/mL)に換算する測定方法です。(特許番号:特許第3669182号)
細菌カウンタの特徴
短時間での計測が可能
パナソニックの独自方式による細菌検出技術「DEPIM」により約1分(※2) で培養法(※3) と同等の細菌数測定結果が得られます。
(※2) 測定環境で異なります。約1分/回?最大1分30秒程度/回
(※3) 培養法では、1回の測定に48時間以上かかる場合もあり、時間的にも費用的にも測定への負担が大きく、これまで臨床の現場で細菌数を測定し、その結果をもとに判断をしたり処置をすることは非現実的なことであった。
高精度
培養法との高い相関を検証確認済みです。
口臭の発生場所はどこ?
歯周ポケット・舌苔・う窩・・・だけでしょうか?
結論から先に申し上げますと、ワルダイエル咽頭リンパ輪を考慮せずに、犯人の生息場所(発生場所)を歯周ポケット(上図参照)、舌苔(舌のあか)、虫歯だけであると決め付けるのは問題です。無論、口臭との相関関係がもっとも強いとされているものは、揮発性硫化物であり、その中の硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルスルファイド等の存在が口臭の犯人であることは誤りのない事実です。
鼻呼吸で咽頭部の炎症を抑える
毎睡眠時の口呼吸の影響で、「のど」のワルダイエル咽頭リンパ輪が乾燥の結果、慢性炎症がおこり、患者さんはここで繁殖した細菌の揮発性硫化物の臭気を感じる場合が多々あります。(生理的口臭は軽度の口呼吸が原因)。また、睡眠時に口をポカンと開けて口呼吸をしていますと、咽頭リンパ輪が乾燥してしまいます。
当医院では、生理的口臭と診断されていた方が、1週間から10日間のリップトレーニングで睡眠時の口呼吸が鼻呼吸に転換した結果、起床時の口臭がなくなり感謝された事例を数多く経験しています。
赤ちゃんの手 VS タタミ12畳
歯周ポケット(前述)よりも扁桃が、口臭の第一犯人である可能性は高頻度にあります。それは、一般的に、
- 歯周病の患者さんの歯周ポケットを広げて全て集めた表面積は「赤ちゃんの手のひら」程度といわれています。
- それに対して、ワルダイエル扁桃リンパ輪はどのくらいの広さなのでしょう?
皆さんビックリされるかも知れませんが、実は扁桃の表面積はなんと畳12畳分に匹敵する広さになるといわれているのです。
「赤ちゃんの手のひら」と12畳以上の表面積とでは比較になりません。口蓋扁桃が暗赤色になってますと、口臭がある確率が高くなります。12畳以上の表面積をもつ扁桃の起炎条件を解消し、健康を維持する事ができるのは、夜間の鼻呼吸の習慣しかありません。 現在、この鼻呼吸の習慣を安全且つ確実に獲得する手段は、リップトレーナー「パタカラ」を使用される事が一番であると考えます。
口臭の予防・治療はどうすればいいの?
虫歯や歯周病
合わないつめもの、かぶせものの治療。
ブラッシング
正しいブラッシングの仕方を習いましょう。歯間ブラシやフロスを上手に併用。
義歯の清掃
自分の歯と同じように毎食後のお手入れを!
舌苔の清掃
舌の上にも汚れはたまります。歯磨きのついでに舌も清掃しましょう。
口臭防止補助商品を使う
清涼剤、洗口剤など一時的には効果があります。
定期歯科検診
PMTC(プロフェッショナルクリーニング)で、定期的にすみずみまで磨いてもらいましょう。
鼻呼吸で咽頭部の炎症を抑える
当医院では口臭測定器により口臭を測定しています。