知覚過敏症
知覚過敏症とは
生え終わった歯は、時間の経過とともに硬さ象牙質の厚みが増し、根の先端の神経の出入口も小さくなるため、中の循環も悪くなってきます。
また虫歯になったり、歯がすり減ったり、欠けたりすると象牙質が露出し、刺激が象牙細管(象牙質の中を放射状に走る管)を通じて歯髄 (歯の神経組織)に伝わり、歯の申の神経が痛みとして脳に伝えるためしみるという症状が起こります。
特に虫歯以外でしみる原因として、歯肉に近い部分のエナメル質は薄く、歯ブラシを強く当てると削れたり、強い噛み合わせの力が加わるとはがれたりして、象牙質が容易に露出しやすく、歯髄に刺激を加えやすい状況となります。
このような原因で歯髄が刺激に対して過敏となり普通ではしみない刺激に対してしみるものを「知覚過敏」といいます。